デジタルアーカイブ

高精細3Dデジタルアーカイブシステム

美術館・博物館の作品や文化財、図書館の貴重資料など、保存や継承のためにデジタルアーカイブを行う際、立体的な形状をもつ対象物では単に2次元の情報を記録する以外に、3次元の形状を含めた記録も重要です。DNPではデジタルアーカイブ技術で培った高精細デジタル撮影技術を活かし、カラーマネジメントを考慮した新しい手法による3Dデジタルアーカイブシステムを開発しました。

© Photo DNP© Photo DNP

システムの特徴

撮像による3Dデータ生成

従来型の3D計測機器を用いることなく、2D高精細デジタル撮影による高精細画像から立体形状およびテクスチャを生成。

高解像度な画像による再現

高精細デジタル撮影技術により、対象物を分割撮影。600dpi程度の解像度で詳細な情報を再現。

高解像度な形状による再現

高解像度の3形状データ取得により、高解像度形状データの生成し微細な凹凸情報の表現が可能。

色再現(カラーマネジメント)

印刷技術で培ったCMS (Color Matching System)を適用し、高い色再現性を実現。色評価レポートを作成。

様々なフォーマットへの対応

マスターアーカイブおよび利用用途に合わせたデータフォーマットに対応。メタデータの埋め込みも可能。

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実績:「フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展」鑑賞システム

3D高精細ビューア

3D高精細ビューア

フランス国立図書館(BnF)所蔵の歴史的価値のある地球儀・天球儀コレクションの中の11世紀〜19世紀に製作された地球儀・天球儀の中から貴重な55個を選定し高精細3Dデジタル化を行いました。

VR(仮想現実)技術を使った鑑賞システム

VR(仮想現実)
技術を使った鑑賞システム

3Dデジタルデータを活用し、天球儀の中心に入り込んだかのようなヴァーチャルな3D体験ができます。

体感コーナー

体感コーナー

大型スクリーンの前で、ジェスチャーを使って、地球儀の3Dデジタルデータを拡大・縮小、回転させながら閲覧することができます。